kano-desuga

　　
　スペック的には、有効画素数12.1メガピクセル、撮像素子1/1.72型原色CCD、光学3.5倍の焦点距離（35 mm判換算で35-123mm）、F2.7-5.3でレンズ構成6群7枚、顔認識、手振れ補正、高感度3200、マグネシウムボディと、カメラに興味の無い人には意味が分かりにくいデータだが、分かりやすく書くと現時点ではかなり高機能。カタログスペックは分かったけど実際の写りはどうよ？と試し撮りしてみた。

# 下の画像をクリックすると等倍元画像が開きます。





　操作関係は自分が持ってるD80と似てたので悩むことなく使えた。使用した感触はAFは微妙にとろいがストレスを感じるほどではない。画質的には同社の600万画素デジイチのほうがきれいに感じるがCCDの大きさやレンズの大きさを考えると当然の結果だろう。マクロ関係は、AFが微妙なせいかあまり使いたいレベルではなかった。風景はそれなりに満足出来るレベル。手ぶれ補正の効きもいい。高感度については、ISO400くらいからノイズが目立ち始めISO800が自分的には限界。カタログのISO3200は、多分使うことはないと思う。

ISO400	ISO800

これは！と思った機能が「ゆがみ補正」。普段、撮影をしてると顔が太ったり曲がったりすることは少なくないが、この機能を使うと端正な顔立ちの人は端正に、曲がった顔の人は普通に曲がった顔に写る。一部、他メーカーでも分からないようにゆがみ補正を入れてるらしいが、ニコンの場合は自己申告で清々しい。ゆがみ補正機能を使うと微妙に画角が狭くなるが常時Onにしておきたいほどの効き目だった。

ゆがみ補正OFF	ゆがみ補正On

　全体的な評価としては、設定できる項目も多く使い込むと楽しいカメラではなかろうかと。
画質や色合いは人それぞれ好みがあり何とも言えないが自分的には満足。価格も安い。