kano-desuga

  Top     管理人日誌     お城     登山      リンク     mail     

尾道に行きました。

o01

尾道を訪れた。目的は尾道市立美術館。
o02
現在、美術館では印象派のミレー、コロー、ルノワール、ゴッホなどの絵を展示している。
これらの画家達はバルビゾン村において創作活動を活発に行い
風景画の中に光の動きを描写し自然主義的な芸術を発展させた。

んで彼らの作品を観て思う事とは心に焼きついた景色を写実的ではなく
思いっきり印象深く描いてる。。これが印象派の由来か・・・
などなど芸術に全く疎い自分なりの解釈をしてみる。。

例えは変だが、「泥棒には聖者のポケットにしか目がいかない」の欧州の諺。
つまり人間は見たいものだけ脳に残るのであれば印象派の作風はとてもストレートでイイ。。
写真においても写真家が被写体以外の背景を全てボカすのはよくある手法である。


美術館を出ると、たまたま菊の花が展示されていた。
菊を育てた人の美的センスがそれぞれの菊に表れている。
ええねぇ~と思いつつ菊を眺めていたら、ふと不安になった。。
美って何だ?私の目でみたものが脳に伝えられ美しいとか汚いとか判断を下してる。
自然が美しいとか月が美しいとか私の脳が判断してるだけで
美の判断基準そのものが分からない。
脳内にある画像変換エンジンは人それぞれ違うはずだし
同じ景色を眺めていても全く違う景色に見えている人もいるかもしれない。

個々の画像変換エンジンが、個々の脳が好むものを積極的に取り入れ高度化するならば
やがては個々が美しいと感じるものに囲まれた生活を送ることになると思う。
しかし、その生活は他人の目から見て素晴らしいものとは限らない。


o03

Comments

Comment Form

Trackbacks