kano-desuga

  Top     管理人日誌     お城     登山      リンク     mail     

大津島に行きました。

徳山港

山口県周南市にある大津島に出かけた。
この島は大東亜戦争末期、人間魚雷「回天」の訓練基地があった島で
全国4箇所あった基地の中で当時の施設が唯一残っている。
特攻兵器と言えば飛行機で敵艦に体当たりする神風攻撃隊が有名だが、
人間魚雷「回天」は魚雷に隊員自ら乗り込み操縦し敵艦に体当たりを
するもので全国から二十歳前後の若者が集められ、この島で厳しい訓練を繰り返した。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9E%E5%A4%A9

 
  
徳山港から旅客船で20分位で大津島の馬島港に到着。

大津島

馬島港から魚雷運搬用に造られたとされるトンネルを進む。

発射試験場へのトンネル


そして魚雷発射試験場、つまり回天の訓練基地跡に到着した。
ここは釣り場として良いらしく釣り人が何人も糸を垂らしていた。

魚雷発射試験場


訓練基地跡から10分位歩くと回天記念館がある。
入口までは回天で亡くなられた人の名が刻まれた回天烈士銘碑が続く。

回天記念館

回天記念館の前に設置されている実物「回天」。

回天

回天記念館の内部は遺品や遺書、回天についての資料が展示されているが、
遺書の類はお涙頂戴でまともに読めない。胸が痛くなった。

回天記念館内部

戦争末期、太平洋の島々では米軍の機関銃の前にバンザイ突撃。
敵機動部隊にカミカゼ攻撃隊、そして人間魚雷"回天"。
当時の人はクソ真面目で純粋で国のためなら命さえも捧げた立派な人たちなのだが、
もう少し何とかならんものだったのか?

戦争遺跡を訪れると時間が止まったような錯覚に陥ります。ハイ。

島の猫

Comments

Comment Form

Trackbacks